編入しようか、それとも就職しようか迷っている高専生へ

大学編入する意味って何かあるんだろうか、前回の記事(『高専生向け』大学編入試験勉強は大変なのかを編入生が語る)で研究したくなくても大学編入をオススメしていたけど、それって何の意味があるのだろうか。どうせ編入するなら行く意味を明確にしたい、と考えていませんか?

今回はそんな疑問に答えます。

このブログを書いている僕は北海道の苫小牧高専から宇都宮大学の電気電子工学科に3年次編入し、編入してから1年がおよそ経ちました。大学編入したからわかる大学の魅力や大学編入をオススメする意味について書いていこうと思います。

※今回書いている記事の内容が理由で大学編入したいです!!!と高専の先生に言うと間違いなくビンタされます。建前と本音って言葉ありますよね。建前はしっかりと作っておきましょう。それだけ生々しい本音の部分を書いているので割と需要あるのではないでしょうか。

それでは行きましょう。

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編入して楽しいのか

めちゃめちゃ楽しい大学生活

結論から言うとめちゃめちゃ楽しいです。なぜか。それは圧倒的自由だからです。僕は89単位認定されたので、2年間で実験、卒業研究を除き、10教科くらいで卒業が認められます。完全なるイージーモードです。常に夏休み。

 

また宇都宮大学の電気電子工学科の場合、実験は単位認定されず、なぜかオシロスコープの操作方法から実験をし、実験レポートを書くことになりますが、高専の時より楽です。怒られる事もなければ、何より地獄の口頭試問がないので、どんな内容のレポートで提出しても再提出にはなりません。神です。自分の為になっているかは別ですが。

 

なので遊んでもよし、勉強してもよし、バイトしてもよし。何してもよしです。どれに比重を置くか、本人の自由になります。ただ、もちろん、どんなに落ちぶれてもそれも全て自己責任っていう点はお忘れなく。ある程度縛られてきた環境から、一切縛りのない環境にでたら、完全に落ちぶれる高専生もいそうだなと感じました。

 

僕は振り返ると大雑把にですが、前期は遊び7割、バイト2割、勉強(学内)1割で、後期は遊び4割、勉強(学外)4割、バイト1割、勉強(学内)1割って感じでした。※(学内:学校での勉強、 学外:学校とは関係ない勉強)

 

僕もしっかりと出来ていたとは言えませんが、オンオフの切り替えは大事ですよ。

 

単位認定について

上記でもちらっと述べましたが、編入生は単位認定がどれだけされるのかで、大学生活が楽かきついか変わります。ちなみに、宇都宮大学の編入生の単位認定はかなり優しいです。

 

単位認定が厳しい大学では、入学後即留年が確定する場合があります。研究したくないと思って編入を希望する方はきっと僕と同類で、学内の勉強以外で楽しみたいという方が多いと思うので、各大学の単位認定状況をよく知っておく必要があります。

 

ちなみに高専の時に電気電子で、大学で国際学部とかに編入した場合は、ほとんど単位認定されず、ほぼ確で1年か2年留年です。出来るだけ自分の専門分野と似ている大学の専攻を選ばなければ、単位認定状況は厳しいのが現実です。

 

僕が知っている各大学の単位認定についての情報はわずかですがお伝えします。まず、金沢大は編入後に試験を受けてどれだけ単位認定がされるか決まるそうです。恐ろしい。東京農工大は単位認定が優しくて、電気電子の場合は実験も単位認定してくれると聞きました。神。千葉大に行った友達は確か7080単位認定されて、実験も認定されたそうなので、千葉大も優しめな印象です。

 

あと、単位認定状況は分かりませんが、技科大の友達は大変そうでした。年末に高専の同窓会をしましたが、技科大に行った友達の時間割を見て、気持ち悪くなりました。普通に意識高くて尊敬しますが、おそらくその友達はドMです。技科大はガチガチのドSなので覚悟しましょう。自分の専門好きじゃないとオススメしません。

 

また実験が認定される=実験レポートがないわけなので、高専生にとってこれほど幸せである事はないですよね。希望の大学に知っている先輩が編入していれば単位認定状況を教えてもらえますが、いない場合は大抵の大学で、大学編入体験記を書いてくれている編入生がいるので、「大学名 高専 編入」とかでググって調べてみてください。積極的に連絡することをオススメします。

 

サークルか部活に入るべし

編入生は3年生から大学に入るので、自分で行動しなければ、すでに在学生でグループが出来ているため、中々友達はできません。編入した人同士が固まってしまうことになります。せっかく大学入ったのになんか勿体ない感じがします。

 

100%勉強に重きを置くなら良いのかもしれませんが、僕は最初、遊び99%、勉強1%ぐらいが良かったので、色んなサークルに飛び回りました。野球したり、サッカーしたり、テニスしたり、バドミントンしたり。そこで出来た友達は今でも仲良くしてもらっています。

 

4月、5月はとにかく友達作るのに必死で、ご飯と飲み会でいくら使ったか計算したら恐ろしいことになりそうです。でもかなり楽しかったですし、結果として沢山友達もできたので何も悔いありません。

 

サークル活動内容も、何もかもが新鮮で面白いです。もちろんその中には同じ学科の人もいるので、その友達とは一緒にレポート書いたり、試験勉強もしてました。高専とは違う経験を出来るのでサークル(部活でも良いと思う)にどれか1つでも入っておくことをオススメします。

 

大学に編入する意味ってなんだろう? 

高専生が編入する意味を改めて考える

ここまで読んでくれた方、特に高専生は

フリー素材で見つけた美女
「こいつ遊びすぎじゃね?本当に勉強してんの?ぶっ飛ばすぞ?」

と、こんな風に思うと思います。確かに大学に入ってから、僕はかなり遊びました。かと言って性格上、飲み遊んで学校の成績をおろそかにするのは好きじゃないので、院推薦とれる程度の成績(前期gpa3.28、後期はまだ分からない)は取りました。なので自分なりにオンオフの目処は立てていたと言えると思います。

 

そしてここに僕が「研究が興味なくても、勉強したくなくても高専生はとりあえず編入すべき」という理由があります。それは“高専生は自由気ままに遊べない”からです。(※大学生が高専生に比べ楽と言っているわけじゃなくて、単位認定を多くされた編入生が楽ってことです!)

 

毎週のレポート提出に再提出のレポートも溜まり、気づいたらテスト勉強。常にレポートを軸にしてスケジュールを立ててきたのではないでしょうか。これはどこの高専にもおそらく言えると思います。

 

それに何の問題があるのかと言うと、どうしても閉鎖的な環境を作ってしまうことです。高専に関係ない人達との関わりがどうしても少なくなってしまいます。

 

高専生がよく隠キャやオタク気質などと呼ばれる理由はこうした理由があるからだと思います。確かにレポートを出さないと留年するので、卒業することができれば、ある程度の技術力、計画性が付きます。ですが、上手く表現できませんが、同種が集まる環境では、色々な人との関わりによって形成される人間力(コミュニケーションの能力に近い?)が高専では身につきにくい環境にあると思っています。そしてそれは、色んなことをしていたり、色んなことを考えている人が大勢いる「大学」で身につけることが出来るのではないかと1年過ごして思いました。

 

僕もまだ社会に出ているわけではないですが、人間力やコミュニケーション能力といった能力は社会に出る上で必要な能力である事は言うまでもないかと思います。なので僕は「とりあえず編入」をオススメしています。

 

大学生活が楽しく過ごせて、人間力も高めることが出来るなら、高専からの大学編入は、高専で身につけた、技術力、計画性に加え、大学、大学院生活での発展した技術力、人間力を身につける事が出来るので、社会で役に立つ三大神器の技術力、計画性、人間性を手にする事ができます。これって最強だと思いませんか?あくまでも理想ですけどね。

 

少し堅苦しい話になりましたが、結局1年間大学生活してみた感じ、また高専と違った体験できて楽しかったから、編入オススメするよって事です。なので高専生が、大学にお金を払ってまで入る意味は存分にあると思ってます。遊びもまた勉強だよって事。

 

遊んでばかりいる事を正当化しようとしているわけじゃなくて、適度に遊ぶ事も大事だよって事です。僕は少し遊びすぎた気もします。そこは反省。でも例として、高専時代に勉強(レポートも含む)8割、遊び2割くらいだったなら、大学で遊び8割、勉強2割で良いじゃん!就職したら仕事8割、遊び2割になる可能性が高いんだよ!って話。

 

※あくまでもこれは持論です。大学に入っても学内の勉強しまくるのはそれはそれで良い事だと思います。絶対間違ってないです。決してそのような人たちを否定してる訳ではないのでご注意下さい。人それぞれの考え方があるのでその辺は難しいですよね。

 

自由な時間が増える=自分を見つめなおす時間が増える

自由な時間が増えるという事は自分を見つめなおす時間が増えるという事です。もともと僕は高専の時、物質系の学科を希望していましたが(白衣着て、試験管振って色変えてみたい人生でした)、入試で落ちて、興味もない第2志望の電気電子工学科に行くことになりました。電気なんか見えないしつまんねえ!と思っていたら1年次は40/40位、再試7.8個程度と最高の結果でした。

 

留年スレッスレのスリルはたまんないので一度経験しておく事オススメします。春休みにディズニーランドで再試の合否を電話で聞いたのが懐かしい。こんな感じで優秀な僕でしたが、2年生以降はなぜか、「俺は大学院を卒業して、電気系の会社に就職するんだ!!」と思うようになりました。電気見えないのに。

 

大学に入ると、自由な時間も遊ぶ時間も大幅に増え、色んな考えを持っていたり、様々な夢を持つ人達と交流し、時にお酒を飲んだりしがら、楽しく会話する事で、改めて、「自分のやりたいことってなんだろう」とふわっと考え始めるようになりました。結果として、いつしか、「俺は大学院を卒業して、電気系の会社に就職するんだ!!」という思いは消え、経営者になりたいと思うようになり、大学院に進学するのもやめました。結構ぶっ飛んだ決心です。(なぜ経営者になりたいと思ったかの話はかなり長くなり、目的とは逸れるで割愛)

 

ここで言いたい事は、「自分が本当にしたい事」は時間がおもいっきり自由にならないと見つけにくいという事です。僕の場合は高専時に思っていた事とは、全く違う思いとなりましたが、別に違う思いにならなくても、「ああ、やっぱり俺は電気が好きだから生涯電気と付き合っていくぜ」と改めて思ってもいいと思います。

 

電気の勉強をずっとしてきたからと言って、電気系の会社に就職しないと行けない訳ではないです。ただ単に電気系の会社にも入れるという選択肢が増えただけです。マッサージ師になっても全く問題ありません。と、島田紳助さんが似たような事を言っていました。カッコいいですよね。

 

つまり、僕の場合は改めて考え直す時間が、高専ではなく大学で出来たということです。夢や目的を曖昧にしたまま社会に出るのは、自分が幸せに感じることを無視して、お金を稼ぐことだけが目的になってしまいそうなので、本当に自分がしたい事見つけたり、自分を見つめ直す機会はとても大切だと感じますよ。こういう点からも大学編入して良かったと感じます。

 

僕が前回の記事(『高専生向け』大学編入試験勉強は大変なのかを編入生が語る)で「とりあえず編入しよう」と言ったのは、このような理由からです。明確な理由なしでの就職はオススメしません。

 

 

いかがでしたでしょうか、今回は前回の記事で述べた、「とりあえず編入しよう」の回答であるような記事を書いてみました。もっとこういう部分を聞きたいとか、〜について詳しく教えて欲しいとかあればできる限り対応しますのでご連絡ください。

 

少しでもレスポンスがあったほうが、記事を書いてる僕としても嬉しいです。前回の記事について、「面白かった」や「良かった」、「こういった部分がわかりにくかった」と言ってくれた方々、ありがとうございます。書いて良かったなと感じました。また何でも気軽に連絡ください。

 

高専卒業生として皆さんの編入、就職試験を応援してます。

 

以上、『就職はまだ早い』高専から大学編入の意味を宇都宮大学編入生が語る。でした。

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